こんばんは!
先日お迎えしたばかりのヒドジョウの山口さんとシマドジョウの加藤さん。
加藤さんは定期的に泳ぎ回っているのですが、ヒドジョウの山口さんは全然動かないのです。
たまに角度や向きが少し変わるくらいで、ずっと同じ場所にいます。混泳している加藤さんやコメットのお米さんがぶつかってきても微動だにせず……
↑何時間もこの位置から動かず。
水槽の掃除を初めても、残った餌を取り除くためスポイトを入れても、隠れ家として代用しているコップを動かしても、同じ姿勢のまま一切動きません。ドジョウが底の方でじっとしていること自体は珍しいことではないようですが、さすがに心配になりました。
ネットでドジョウの病気について調べてみましたが、情報量が金魚のそれと比べると圧倒的に少なく、不安は募るばかり……と思っていると、思わぬところで「あ、元気だったんだ良かった」と気づきました笑 (その経緯については記事の最後で紹介しています!)
今回はドジョウの代表的な病気について簡単に紹介します。是非参考にしてみてください!
<白点病>
その名の通り、体に白い斑点が確認できる病気です。白点虫が寄生することによって発症する病気で、尾ヒレなどから順に、体全体へ斑点が広がっていきます。初期症状として砂利や流木などに体をこすりつける動きが見られます。病気が進行すると食欲不振などを起こすほか、体表が赤く充血したり、表皮が傷ついてボロボロになったりします。
伝染力が強いのも特徴の一つです。ドジョウに限らず、金魚やメダカなど多くの魚にとって発症する可能性のある病気なので、確認できた場合にはすぐに別の水槽やバケツなどを用意して隔離しましょう。
原因として、水温の急激な変化や水質の悪化によって金魚の抵抗力が落ちることが挙げられます。特にお迎え時の水合わせは慎重に行いましょう。また定期的な水換えによっても発症を防ぐことができます。
似た症状として体の表面に白い綿のようなものが付着する水カビ病があります。
<紅斑病>
水質悪化や冷凍赤虫等に付着しているエロモナス菌の繁殖によって発症する病気で、体に皮下出血性の赤い斑点が確認できます。体や鱗に無数の血の滲んだような点々があらわれ、重症化すると鱗が剥がれて出血し、ひどくタダレるようになります。白点病を発症した際と同じように、体を砂利や流木にこすりつける行為が見られます。
こまめな水換えと温度管理によって予防することが可能です。
発症した際には0.5パーセントの塩浴や薬浴を行い、様子をみましょう。細菌性の病気なので薬浴にはグリーンFゴールドなどがおすすめです。
<転覆病>
転覆病を発症すると、ひっくり返り(お腹を水面に向けた状態)通常どうりに泳げなくなります。ドジョウの発症する転覆病の原因は消化不良などによって腸にガスや空気が溜まることだと言われています。そのため餌のあげすぎには注意しましょう。
発症した場合には飼育水を清潔に保ち、数日間絶食させることで回復を待ちましょう。
<背曲がり病>
ドジョウの体が歪んでいたり、上から見た際にうねうねと曲がって見えたら「背曲がり病」を疑いましょう。これは成長過程における栄養の偏りが主な原因であるとされています。
ドジョウと一緒に金魚を混泳させている場合、ドジョウに与えた餌を金魚が食べてしまい、ドジョウが十分に餌を食べられないことがあります。その結果として栄養が偏り(具体的にはカルシウムやビタミン不足により)背曲がり病は発症します。ドジョウには沈下性の餌を与えるなど、金魚に食べられてしまわないよう工夫し、しっかり食べられているかを確認しましょう。
ここまでドジョウの代表的な病気をまとめてきました。
しかし!山口さんはどれにも当てはまらないのです。何の問題もない健康体に見える…でもどうしてここまで動かないのか…と思っていたら、思わぬところで「あ、元気だったんだ良かった」と気づきました。
ズバリ、コメットの「お米さん」への餌やりタイムに発覚!
いつも通りお米さんに餌を与えると…視界に餌が入ったのかこれまで微動だにしなかった山口さんが我先にとがっついてきたのです!
水飛沫が上がるんじゃないかってくらいの飛びつきようで、お米さんを押しのけてバクバク。。。笑
こんなに動けたのかとびっくりしました。(一般的にお迎えから数日間は絶食させるのが良いとされているので、昨日から餌は与えていませんでした)。
それにドジョウは夜行性のようです。昼間はじーっとしていても、夜になると活発に餌を探し回っているみたいです!
元気な姿が見られて一安心です。
最後に、山口さんの写真にがっつり映り込むお米さんをどうぞ笑
それではまた次回!